大切な友人

当然、いつかは死ぬわけです。そうするとまた新しいハムスターを飼い、名前に「一号」「二号」と付けていました。
あれは僕が中学二年の夏の事です。学校の林間学校で軽井沢へ行った時の事です。山を歩いている途中で、僕は足を踏み外し、そのまま数十メートルも下へ落下しました。先生方は慌てて救助にきたのですが、僕はなぜか無傷。かすり傷一つなかったのです。これには先生方も驚いていましたっけ。
それで家に帰ると、ハムスターが死んでいたのです。母に訊ねると、どうやら僕が山から転落した時間と同じ時間に息を引き取ったと言うのです。僕はこの時、ハムスターが僕の身代わりになってくれたのかな、と思いました。それ以来、僕はもうハムスターを飼う事をやめたのでした。